
作者 | ジャスミン・ギュ |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン |
レーベル | ヤンマガKCスペシャル |
ジャンル | シュール・ギャグ・パロディ・ヒューマンドラマ |

この漫画はこんな人にオススメです‼
・北斗の拳を知っている。
・シュールなギャグ漫画が好き
・個性の強いキャラクターが好き
・「えぇぇえぇぇwww!?」って展開が好き。
・なんか王道の漫画に飽きてきた。
『ケンシロウによろしく』の説明書
主人公『沼倉孝一』の少年時代は母親と二人暮らしの母子家庭。
10歳の時に母親をヤクザに奪われ、孝一は復讐を決意する。
目の前に積みあがった、愛読書の『北斗の拳』を読み漁り、
「ツボを押すだけで人を殺せる」という誤った知識を手に入れる。(北斗の拳では秘孔と呼ばれるツボを押すことで、相手に様々な攻撃を与える。)

10年間、孝一はケンシロウになる為に、北斗の拳を読んではトレーニングを繰り返す。
結果的にケンシロウの体と技を手に入れ、母親を奪ったヤクザへ復讐する。
が・・・もちろんツボを押すだけで相手を殺せる訳がなく惨敗。
沼倉孝一は、敗因を北斗の拳だけでは正確なツボがわからないと捉えた。
そして世界中のツボにまつわる書籍を読み、日夜寝る時間を削って人体の研究、
相手を混乱させる為の心理学、指のトレーニング、さらに北斗の拳を読み漁り
全てを母親を奪ったヤクザを殺す為に費やした。
気が付くと国家資格に合格し、史上最強の凄腕マッサージ師になっていた。

交通事故で寝たきりの父親の為、風俗店で働く専門学校生『坂本 里香』はリピート率100%を誇る凄腕のマッサージ技術を誇っていた。
そんな里香のもとに訪れた孝一にマッサージを行うが、気が付くと立場が逆転しており、孝一のマッサージを受けることに。
マッサージに感動した里香は孝一の弟子に志願する。

里香は孝一のもとで様々な患者へ施術を行っていくが、ある日孝一の仇であるヤクザが施術を受けに来る。
孝一は長年鍛えた肉体と、ツボの知識を使って遂に復讐を行うが・・・
沼倉孝一

- 本作の主人公。
- 都内某所に『沼倉マッサージ』店を経営している。
- 幼少期に母親をヤクザに奪われる。
- 幼少期に愛読していた『北斗の拳』からツボで人を殺めることが出来ることを知り、ツボで復讐することを目標とする。
- 国家資格を4つ持っている。
- 沼倉流暗殺ツボを使う。
坂本里香

- 本作のヒロイン。
- 指圧師を目指し専門学校に通う22歳。
- 自己で寝たきりになった父親を養う為、風俗店で働く。
- 沼倉孝一のマッサージ技術に惚れ込み弟子となる。
木村

- 沼倉孝一から母親を奪ったヤクザ。
- 木村組の組長
- 断られると血を見たくなる。
久田圭子

- 講談出版に勤める女性編集者。
- 沼倉孝一の協力者兼、副業として木村に接近し、スパイ活動を行っている。
- 出版社ではヤクザ物の記事を書いている。
- 沼倉孝一の施術により、バストサイズが大幅にアップした。
野田

- 大手ITソフト企業『野田ソフト』の会長。
- 過去に道で倒れているところを、沼倉孝一に救われた。
- 沼倉孝一を金銭面などで援助している。
東洋医学に基づく考え方。
中医学、漢方医学、経絡学の概念で身体の特定の部位に指圧、鍼、灸などを行うことで体調、諸症状の緩和を図れるとされる。
経穴とも呼ばれる
漫画雑誌、週間少年ジャンプにて、原作『武論尊』、作画『原哲夫』により連載されていた伝説的少年漫画。
暴力が支配する世界で暗殺拳『北斗神拳』を用いて、主人公『ケンシロウ』が様々な強敵と死闘を繰り広げる。
漫画『北斗の拳』に登場する、一子相伝の暗殺拳。
北斗神拳固有の呼吸法により、身体能力を100%引き出し、相手の『経絡秘孔』というツボのようなものに衝撃を与えることで細胞を破壊したり、活性化させることができる。
『ケンシロウによろしく』の魅力と感想
今回紹介する漫画は『週刊ヤングマガジン』にて連載されている『ケンシロウによろしく』です!
伝説の少年漫画『北斗の拳』を知らない方は恐らくいないですよね?
せめて名前ぐらいは聞いたことあるのではないでしょうか!?
「あれ?北斗の拳の続編?」
「北斗の拳のスピンオフ?」
名前だけ聞くと、そう思った方も少なくないのでは?
しかし本作品は北斗の拳との繋がりは特にないパロディギャグ漫画となっております!
そんな腹筋崩壊必須の『ケンシロウによろしく』の魅力は何と言っても
北斗の拳に憧れたヤバい主人公!!
本作品の主人公は『沼倉孝一』という年齢40代のおじさんです。
一言でいうとヤバい奴です(笑)
孝一は幼少期にヤクザに母親を奪われるのですが、愛読書の『北斗の拳』から何故かツボで相手を殺せると思い込み、ヤクザへの復讐を決意する。
まぁ子供だから仕方ないですよね(笑)
漫画に影響される気持ちよくわかります!
その日から孝一は北斗の拳を読んでは、身体を鍛えて、ツボと身体の勉強を繰り返します。
・・・気が付くと年齢は40歳を越え、何故か国家資格を4つと、自分のマッサージ店を経営する最強のマッサージ師になっていた。
設定の個性強すぎっwww(笑)
さすがの主人公も「ん?」ってなってて、展開の落差に頭がついていきませんw
ぶっ飛んだ展開の連発ですが、終始ズレ続ける主人公がどのように復讐をやり遂げるのか?
きっと主人公の個性が強すぎて、胃もたれする読者も多いのではないでしょうか?
ギャグ漫画に耐性のない人にはちょっとオススメできないですね(笑)
もちろん主人公の周りのキャラもヤバい奴ら!!
本作品には話の所々に『北斗の拳』のパロディが練り込まれています。
そのパロディの犠牲になった登場人物多数!!
北斗の拳ってかっこいいじゃないですか?
その魅力ってやっぱりキャラクターですよね?
朗報です、出てきますよ?北斗の拳のキャラクター!・・・のパロディ(笑)
ぜひ漫画を読んでからのお楽しみです!
もう胃もたれどころでは、済まないのではと思います(笑)
人を殺める為のツボの技術が、人を幸せにする?
話の大前提として、主人公は復讐の為に鍛えてツボと身体の勉強をしてきました。
しかし身についた知識と技術は本物で、主人公は様々な患者に施術を行います。
顧客の悩みをマッサージで解決するのですが、最後には顧客も『ケンシロウによろしく』を読んだあなたもきっと笑顔になっているのでないかと思います。
第一話で主人公は最後にこう言います。
「お前はもう 笑っている」
何か作品の奥深さみたいなものを感じますね!
まぁ気のせいでしょうけど(笑)
気になった方は是非読んでみてください!
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