
作者 | つくしあきひと |
出版社 | 竹書房 |
掲載誌 | WEBコミックガンマ・まんがライフWIN |
レーベル | バンブーコミックス |
ジャンル | アドベンチャー・ファンタジー・RPG・ダークファンタジー・冒険 |

この漫画はこんな人にオススメです‼
・キャラクターは可愛い方が好き!
・ブラック要素が強い漫画が好き!
・冒険ものが好き!
・作画が綺麗な漫画が好き!
・もやもやする漫画が好き!
・アニメやゲームと見比べたい!
『メイドインアビス』の説明書
世界のあらゆることが解明されてきた現在。
人類最後の秘境と呼ばれる未知の巨大な縦穴『アビス』。
未だ最下層までたどり着いた者、その秘密を全て明らかにしたものは存在せず、
『探窟家』と呼ばれる人達が命がけで、アビスの開拓と超常的効力を持つ『遺物』を求めて奈落に挑み続ける。
主人公の『リコ』は様々なアビスの謎を解明してきた探窟家の母親『ライザ』の影響もあり、アビスへの憧れが人一倍強い、探窟家を目指す女の子。
見習いとして、アビスの上層付近を探窟していたリコだが大型の生物に襲われているところを何処かから放たれた熱線に助けられる。
熱線の後を辿ると、そこには一人の少年型ロボットが記憶を失った状態で倒れていた。
リコはロボットに『レグ』という名前を与え、共に過ごすこととなるがある日、アビスから母親である『ライザ』の持ち物と封書が地上に上がってくる。
封書には誰も見たことない生物と、レグに似たロボットのようなの絵。
そして「奈落の底で待つ」と書かれた紙が同封されていた。
この手紙を受け、リコとレグはアビスの最深部を目指すこととなる。
リコは母親と再会するべく、レグは自分が何者かを確かめるべく。
そして未知の巨大な大穴『アビス』の謎を解明するべく、子供達は後戻りできない深淵へと足を踏み入れる。
リコ

- 本作品の主人公。
- 母親が伝説級の探窟家である影響で『アビス』への憧れが人一倍強い女の子。
- 好奇心旺盛、過剰な探求心を持っており、危なっかしい一面も多々見られる。
- 豊富な知識量やそこから生まれる作戦の立案、料理で仲間をサポートする。
- 身体能力は皆無に近いが探窟に関する状況の判断能力は高い。
- ある日出会った記憶喪失の少年型ロボット『レグ』と共に母親の『ライザ』に会うべくアビスの最下層を目指す。
レグ

- 本作のもう一人の主人公。
- ある日『アビス』の上層で記憶喪失で倒れているところを『リコ』に助けられた少年型のロボット。
- 真面目、純粋、無垢といった性格をしており、ロボットとは思えない程、感情表現も豊か。
- 身体も生身のように見えるが、実際は非常に頑丈且つ、怪我もするが治りが早い。
- ワイヤー状のもので繋がれた腕を伸ばしたり、掌から触れたもの消滅させる『火葬砲』と呼ばれる熱線を発射する。
- 基本的に物語前半の戦闘は、ほとんどを彼が担当する。
- 自身の正体を知るべく、リコと共にアビスへ挑む。
- 口癖は『度し難い』。
ナナチ

- 『アビスの呪い』の影響で身体が獣化してしまった女の子。
- いわゆる『成れの果て』。
- ウサギのような耳をした獣人の姿をしており、口癖は「んなぁ〜」。
- 知識が豊富で、アビスの生態を用いた医学や薬学詳しく、外科手術のようなことまで出来る。
- 元は普通の人間だったが、『ボンドルド』の実験の犠牲となってしまい一緒にいた『ミーティー』と共にアビスの呪い(祝福)を受ける。
- 『力場』と言われるアビス特有の不思議な力の膜のようなものを見ることができる。
- 『レグ』によく抱きつかれており、その度に赤面している姿がかわいい。
ライザ

- 主人公『リコ』の母親であり、世界に数人しかいない『白笛』というランクの探窟家。
- 『殲滅卿』の異名を持つ。
- 白笛の中でも伝説とされており、数々の偉業を成し遂げている。
- 10年前にアビスの最深部を目指す『絶界行』を行なっており、現在は消息不明。
- 『無尽槌』と呼ばれるツルハシ状の武器を使用していた様だが、詳細は不明。
- 今は娘である『リコ』に受け継がれている。
- 口癖は『度し難い』。
オーゼン

- 世界に数人しかいない『白笛』クラスの探窟家。
- 『不動卿』の異名を持つ。
- アビスの深界二層の監視基地で暮らしており、リコの母親『ライザ』が探窟家見習いの時から白笛であり、ライザの師匠であり、元相棒。
- 身体の至る所に『千人楔』という一級遺物を埋め込んでおり、凄まじい怪力の持ち主。
- 2m以上ある巨体に猫背で不気味な仕草をとるが、なんだかんだ面倒見も良く良い人。
ボンドルド

- 『白笛』クラスの探窟家。
- 『黎明卿』の異名を持ち、不気味な仮面と装備を身に纏った人物。
- 『アビス』の謎を究明する為なら手段を問わず、あらゆる残虐な実験も平気で行い、結果に対して心からの喜べる価値観の持ち主。
- 『ナナチ』と『ミ―ティ』を『アビスの呪いを片方に押し付ける実験』で『成れの果て』にした張本人。
- 『祈手』という探窟隊を率いているが、その部隊にはある秘密が・・・
- 同じ白笛の『オーゼン』からは「筋金入りのろくでなし」と言われていた。
約1900年前に発見された、未だ謎の多い大穴。
特異な生態系を持ち、地上では発見されたことない生物や、現代の技術を遥かに超える技術で作られた『遺物』と呼ばれる道具等が発見される。
大きく分けて深界一層から深界七層。それよりも下を『深界極点』と呼ぶ。
アビスには『力場』という不思議な空気のような膜が重なるように発生しており、アビスの下層から上層に上がる生物に対して『上昇負荷』と呼ばれる事象の効果を受ける。
浅い深度での呪いは吐き気やめまい程度に収まるが、深度が深くなるごとに『精神や肉体の崩壊』『人間性の欠如』『死』など効果が重くなり、『深界七層』以降からの上昇は『確実な死』をもたらすという。
何らかの方法でアビスの呪いを回避したものは『祝福』と呼ばれる効果を受け、『肉体の強化』や『新たな感覚』を得ることが出来たり、アビスの探索に有利な能力を得ることもある。
アビスの呪い、祝福を受けた者の呼称。
人としての部位が変化、欠損、または人とかけ離れた姿、生きた肉塊のような姿、呪いの影響で絶命したものなど。
謎の大穴『アビス』に潜る冒険家の名称。
それぞれが首から笛をぶら下げており、笛の色によって『赤笛 < 蒼笛 < 月笛 < 黒笛 < 白笛』と等級付けされている。
等級によって潜ってよい深度の限界が決まっている。
最高位である『白笛』は『奈落の星』と呼ばれ、『〇〇卿』といった異名がつく。
『メイドインアビス』の魅力と感想
『メイドインアビス』は『WEBコミックガンマ』というサイトで掲載されていた漫画なのでご存じの方は少なかったのではないでしょうか?
今や知る人ぞ知る人気漫画となり、単行本化はもちろん、アニメ化、ゲーム化と凄い勢いの漫画なのです‼
そんな『メイドインアビス』といえば、やっぱり可愛いキャラクターが冒険するファンタジーストーリ‼
・・・だけではありません‼
複雑且つ練り込まれた設定に、ダークやシリアスな要素を詰め込んだダークファンタジー要素てんこ盛りの作品です‼
筆者も正直「キャラクター可愛いし、ほのぼの冒険漫画だからリラックスして読めるよね?」と騙された一人です(笑)
最大の魅力は『メイドインアビス』の作画でしょう!!
キャラクターが可愛いのはもちろんのことですが
『アビス』という巨大な縦穴の中に存在する不思議な光景や、奇妙な生物など「これぞファンタジー‼」と思える世界観の描き方が凄く綺麗です‼
戦闘シーンも可愛いキャラクターからは想像できないような過激な戦い方をします。
そしてダークな部分はとことんダーク。
スプラッターやグロテスクな漫画などで耐性のない方は少し見るのが辛い部分もあるかもしれません。
特に『アビスの呪い』を受けた者たちは元人間とは呼べないような姿になります。
その中には人、もはや生物としての形を保っていない者も・・・
1話前まで元気で和気あいあいとしていたキャラクターが次の話では・・・
なんてこともよくあります。
なので、ある程度の覚悟をして見ないときっともやもやする漫画だと思います。
もう一つの魅力は
細部まで練り込まれた設定‼
未知の世界を冒険する作品ですので、
登場するキャラクターや敵、植物、道具などにもそれぞれ細かい設定が組み込まれています‼
作者の『つくし あきひと』さんは優しく、話の区切りで登場人物の『ナナチ』が敵や道具などの解説も入れてくれているます!
その点はすごく理解しやすいですね!
特に筆者が理解に苦しんだのは『アビスの呪い』と『力場』の設定‼
↑↑これマジで何回も読み直しました(笑)
細かい部分まで緻密に練られた設定は理解する度に、その世界にどっぷりハマっていきます‼
是非、登場人物と一緒にアビスを冒険しているつもりで読んでみてください‼
ということで
この漫画を一言でおすすめするなら!?
『可愛いのはキャラクターだけ!ダークでファンタジーな設定が細部まで練り込まれた、世界観溢れる漫画!!』
気になった方は、ページトップから『無料試し読み』もできますので是非読んでみてください!!
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